2017.07.28
【開催しました】第3回郷土の歴史講座「島崎藤村と妻冬~進取の気性に富んだ函館の女・秦冬の歩んだ道~」(7月27日)
7月27日(木)郷土の歴史講座「島崎藤村と妻冬~進取の気性に富んだ函館の女・秦冬の歩んだ道~」が、講演と朗読の二部構成で開催されました。
講演の部では『藤村と函館』と題し、妻冬との結婚生活が藤村の文学にどのように関わっていたのか、北海道教育大学名誉教授の安東璋二先生にお話しいただき、冬の実家である秦家と亀井勝一郎の生家である亀井家が函館の網問屋の草分けであったことが語られると、会場は大きな驚きに包まれるなど皆さん熱心に聞き入っていました。
朗読の部では函館朗読奉仕会さんによる、神山茂賞を受賞した森本貞子の『冬の家』をはじめ、島崎藤村の『家』『若菜集』や、松井千枝の『お冬 わたしの 藤村の妻島崎冬子』などの朗読があり、来場者の方からは「とても良かった」とのお声をたくさんいただきました。
今後も中央図書館では郷土の歴史講座を開催してまいります。市政はこだてやホームページでもご案内いたしますので、ぜひ気軽にご参加くださいますよう、お願いいたします。