2024.06.16
【開催しました】令和6年度 第1回 郷土の歴史講座「五稜郭の石垣技術の特徴と保存管理の現状」
6月8日(土)、五稜郭タワーとの共催事業として、東北芸術工科大学教授・文化財保存修復研究センター長の北野博司氏を講師にお迎えし、郷土の歴史講座「五稜郭の石垣技術の特徴と保存管理の現状」を開催いたしました。
講師の北野先生は、考古学・文化財マネジメントがご専門で、特別史跡である五稜郭の保存整備にも携わっていらっしゃいます。本講座では、一般的な城郭の構造や石垣技術にもふれながら、さまざまな視点から五稜郭についてお話しくださいました。洋式城郭として注目されがちだが日本の伝統的な築城技術が用いられていること、長野県の龍岡城やベトナムの城塞都市ハノイとの比較などは、ふだん五稜郭に親しんでいる函館市民にとっても新鮮な話題だったのではないでしょうか。
今回の歴史講座は、たくさんの方においでいただいて会場は満員となり、五稜郭竣工160年という節目の年にふさわしい講座となりました。
今後も、中央図書館では郷土の歴史講座を開催してまいります。ホームページ等でご案内いたしますので、お気軽に受講いただければ幸いです。