9月26日（土）、函館市中央図書館で初めての図書館講座「北欧の図書館とその建物―海外の図書館事情―」を開催しました。講師に筑波大学名誉教授の植松貞夫氏をお迎えし、海外の図書館事情、主に北欧の図書館の特質についてお話いただきました。日本とは違い、広大な国土に少ない人口、高い税金、冬の季節が長く「家で本を読む」時間が長い等の事情から生活の中心的役割を果たしている図書館。たくさんの北欧の図書館の写真や統計から、特長ある図書館の様子を、わかりやすく丁寧に説明していただきました。
　これからの図書館に求められるのは単なる貸出・返却業務ではなく、イベントや市民の多様な活動支援に重点を置くこと、というお話に会場にいらしたお客様は興味深く聞き入っていました。これからの函館の図書館を考える上で参考になるお話を聞くことができました、植松先生ありがとうございました。
　当館は、これからも感染拡大防止策を実施しながら図書館ならではの講座を実施していきます。市政はこだてやホームページでもご案内いたしますので、ぜひお気軽にご参加くださいますようお願いいたします。